幻のワイン「フランチャコルタ」の魅力を語りつくします!

産地・ブランド

スパークリングワインのフランチャコルタは、北イタリアのロンバルディア州東部にあるフランチャコルタ地域で製造されていたことに由来した名前を持ち、瓶内2次発酵方式で作られています。

その地域かつ、フランチャコルタ協会の基準を満たした製造方法で作られたものだけが、最上級のスパークリングワインであるその名を冠することが許されているのも特徴です。

そんなフランチャコルタは酸味がありながらもフルーティーな風味が特徴で、様々な料理との相性も良いことから人気を博しています。

使用するブドウの品種によって味や風味に違いがあり、おなじみのシャルドネを使用した場合は豊潤な香りとフルーティーさに加えてほどよい酸味があるテイストに仕上がります。

ピノ・ビアンコはしっかりとした酸味とアーモンドのような香りが印象的で、ピノ・ネーロはストラクチャーがしっかりした仕上がりが評判です。

エルバマットは、ベースの味を大切にしながらより酸味を高めたい場合に使用されます。

それらのブドウは通常では果梗などを取り除いてから破砕しますが、ここではそのままで圧搾することが製造基準で定められています。

専用の空気圧を使用した機器を使用し、ブドウが本来持っている風味をそのままに絞り出すことができるだけではなく、酸化を防いで新鮮さを保つことも可能です。

ここで作られたブドウ果汁はシャンパーニュの場合は2番搾りまで使用できるところ、ここでは1番搾りまでしか使用できないという厳しい基準が設けられています。

これらのブドウ果汁はステンレスタンクに入れて7ヶ月から8ヶ月程度1次発酵が行われ、酵母と蔗糖を加えて瓶詰めされ2次発酵が行われ、ここでも基準があり18ヶ月にわたり熟成され深い味わいを作り出します。

その間には職人により瓶を回転させてムラなく発酵を促し、良質なスパークリングワインへと導く繊細な作業です。

最後にもう一度洗練熟成が行われてから最終検査が実施され、合格したもののみが出荷されます。

これほどの厳しい基準の遵守と膨大な手間暇をかけて作られることから、幻のワインと呼ばれています。

そんなフランチャコルタの最大の魅力は酸味とフルーティーさの絶妙なバランスから来る飲みやすさに加えて、様々な料理によく合うというところです。

ミネラルが多く含まれていることから欧州の料理はもちろんのこと和食にもマッチし、料理の味を引き立ててくれます。

料理の繊細さを邪魔することなく溶け込み、あらゆる料理や味付けでもおいしく頂くことができます。

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